
皆さん、こんにちは!さやか@かんさいバーチャル軽音楽部(@kansai_k_on)です!
アマチュアバンドのライブを見に行くと、周りにいるお客さんが、知り合いの別のバンドの人ばかり…という光景、ありますよね。
こういった状況のことを「バンドマン互助会」と言ったりしますが、本日は、そんなバンドマン互助会について、お話ししようと思います!
バンドマン互助会とは
まず、そもそも「バンドマン互助会」とは、何なのでしょうか。
そもそもこの言葉自体、ネット上でたまに見るミームでしかなく、辞書的な定義はないわけですが、あえて私の方でこの言葉を定義付けするなら、
バンドマン互助会=各バンドのメンバーが、自らが属するバンド以外の客となることで、ライブの集客を相互に維持し合うするようなコミュニティ
といえるでしょう。

たとえば、あるバンドAに、a1、a2、a3、a4 のメンバーがいたとして、このライブに、別のバンドBのメンバーb1、b2、b3、b4が客として来場する。
そして、今度、Bがライブをしたときには、Aのメンバー4人が客となって、お互いのライブに一定の集客がなされるようにする…。
これにかかわるバンドが多数になると、毎回のライブを、このコミュニティに属するバンドメンバーだけで一定埋められるようになるわけです。
このような、複数バンドで、それぞれのバンドの集客を維持し、ライブを成立させる仕掛けが、バンドマン互助会というわけなのです。

バンドマン互助会の問題点
このようなバンドマン互助会の問題点としてよく指摘される論点が、2つあります。
①仲間うちだけで集まって、一見さんが入りにくい
まず、このようなバンドマン互助会は、各バンド同士での結束は毎回非常に強くなっているので、
ライブ自体が「互助会メンバー同士の交流の場」となってしまって、他の一見さんが非常に入りにくくなる
のが実情です。
何かのきっかけでたまたまライブに入った人がいたとしても、このような「バンドマン互助会」のライブは、雰囲気に身内感が強く漂ってしまっており、そこにいるメンバーとの交流などが非常に難しい雰囲気になっているのが一般的です。
さやか私もたまたま行ったライブが「互助会ライブ」だったのですが、人間関係が完全に出来上がっていて、一見の私は何も話すことが出来ませんでいた…
②バンドの広がり・成長が望めない
そして、このように身内だけで閉ざされたコミュニティとなったバンドマン互助会は、外の人が全く入ってこないまま、活動を重ねることになりますので、
新たなお客さんを得ることは難しく、どこかのタイミングで集客が頭打ち
になります。
こうなると、もはやライブが「ただの身内同士での飲み会」に終わってしまい、せっかくのバンド活動に広がりが出なくなります。



ライブをただの飲み会と思っている互助会メンバーも多いのにゃ…



否定はしないけど、音楽を一生懸命やっている人にとっては寂しい話なのにゃ…
そして、バンド活動に広がりがでないと言うことは、バンドとして新たな刺激を得ることが出来ないということでもあり、それはひいてはバンドの成長を止めてしまうことにもつながります。
つまり、バンドマン互助会は「ぬるま湯につけることで、バンドの成長を止めてしまう」という、非常に危険なコミュニティだということになるのです。



なお、これは、あくまで「バンドとしての成長」の話であって、プレイヤーのスキルとかそういう話とは論点が別です。誤解なきように…
バンドマン互助会にはメリットもある
このように、バンドマン互助会は、バンドの成長を止めてしまうという致命的な問題点があるわけですが、一方で全くメリットがないわけではありません。
それは、
であるということ。


こういったコミュニティに全く属さないままにバンド活動を行うと、特に初期フェーズでは全く集客がなく、ライブに手応えを感じることが出来なくなります。
そして、手応えのないライブを何度も繰り返していると、そのうちモチベーションにも支障が出て、ライブ活動、音楽活動を止めてしまうことにもつながりかねません。
この点、バンドマン互助会は、たとえ身内だけであったとしても、一定の集客があるわけですので、活動初期におけるやりがいとして大きな役割を果たします。
また、初心者の頃であれば、そうした互助会メンバーからアドバイスを受けたりすることもできるなど、活動初期フェーズにおける互助会の役割は大きいと言えるでしょう。
バンドマン互助会から脱却したければ…
このように、バンドマン互助会は、活動初期こそ一定の意義が見いだせますが、ずっとその「ぬるま湯」につかったままだと、バンドの成長が止まって、「身内のサークル」にとどまってしまいます。
このようなバンドマン互助会から脱却するためには、どうすれば良いのでしょうか。
このときに有効なのは、
普段の活動拠点ではないライブハウス等に出演する
ことだと思っています。
バンドマン互助会は、多くの場合、メンバーだけでなく拠点とするライブハウスも固定化されがち。
そこで、あえて普段出演するライブハウスとは異なるライブハウスに出演することで、人間関係やコミュニティをリセットし、新しい場所・新しいバンドと対峙するようにするのです。
もちろん、そういった場に、互助会メンバーの一部を連れていくことは否定しません。
このような、新しい場での活動に取り組むことで、バンドマン互助会が失っていた「身内以外のかかわり」「バンド活動の広がり」が得られるようになるのです。



このあたりの感覚は、バンドマンよりもSSWさんの方が鋭くて、結構遠方に遠征したりする方も多かったりするんですよね。



SSWさんはそもそもがソロ活動だから「身内だけで活動する」という概念がないのかもしれないにゃ。
まとめ
以上、本日は、バンド界隈でしばしば話題になる「バンドマン互助会」について、考察いたしました。
バンドマン互助会は「身内だけで固まってしまう」「バンドの成長が止まってしまう」という問題点もありますが、一方で初心者の頃にはやりがいを感じるきっかけになるのも事実。
初心者の頃にはバンドマン互助会の恩恵を受けつつ、将来のステップアップを所望するなら、この互助会から脱却して、新たな場所での活動を展開していくと良いでしょう。
皆さんのバンド活動が、実り多きものとなるよう、心から願っています!








