
皆さん、こんにちは!さやか@かんさいバーチャル軽音楽部(@kansai_k_on)です!
本日は、ヤマハBBシリーズで、現行最強との呼び声もあるBB734Aについて、レビューさせていただこうと思います!
ヤマハBBシリーズとは
ヤマハBBシリーズは、1977年の誕生以来、世界中のベーシストに愛され続けてきたロングセラーシリーズです。
その特徴は、太く存在感のあるサウンドと、ジャンルを選ばずに使える汎用性にあります。BBという名称は「Broad Bass」の略で、まさに幅広い音楽シーンに対応できることを意識したシリーズ名になっています。
長い歴史と進化
ヤマハBBシリーズは、これまで数多くのプロアーティストに支持されてきた歴史があります。
海外ではネイザン・イースト、そして日本国内では亀田誠治氏をはじめとする著名なベーシストが使用しています。
さやか亀田誠治さんといえばジャズベースのイメージが強いですが、ライブではかなりBBも使っています!
彼らのステージやレコーディングでBBシリーズが選ばれてきたことは、信頼性の証といえるでしょう。
そして、その設計思想は、誕生から40年以上が経過した今でも、色褪せることなく進化し続けています。
堅牢な作りと実用性
BBシリーズの系譜は長く、多彩なラインナップを持ちますが、基本的な設計思想は変わっていません。
それは
- しっかりとした鳴り
- 堅牢な作り
- 現場で役立つ実用性
です。
この考え方は、廉価版から最上位モデルまで、どのモデルにも一貫して備わっているため、初心者からプロまで安心して選べるのが、BBシリーズの大きな魅力です。
幅広いユーザー層
そして、現行モデルにおいては、入門用としてのBB234から、初心者から上級者まで幅広く使えるBB434やBB734A、さらにはプロフェッショナル向けのBBP34まで、用途や価格帯に応じたモデルが揃っているのもBBシリーズの強みです。
そのため、自分のレベルや予算に合わせて自然にステップアップできる環境が整っています。
幅広い層から支持され続けている理由は、こうしたシリーズ全体の設計にあるといえるでしょう。
ヤマハBB734Aの特徴
さて、ということで、本題へ。今回取り上げるBB734Aについて詳しく見ていきましょう。
700シリーズに属するこのモデルは、BBシリーズの中でも特にコストパフォーマンスが高いと評価される一本です。
上位機種に迫る仕様を持ちながら価格を抑えており、プロ志向のアマチュアやセミプロのベーシストから支持を集めています。
シリーズ唯一のアクティブベース
BB734A最大の特徴は、
シリーズの中で唯一のアクティブ回路を搭載
していることです。
アクティブ/パッシブの切り替えが可能で、シーンに応じて音作りを柔軟に変えられるのは大きな魅力です。
アクティブ時には力強くモダンなサウンドが得られ、ロックやポップスで前に出したいときに真価を発揮します。逆にパッシブにすれば、BBシリーズらしいナチュラルでウォームなトーンに切り替わり、ジャンルを問わず活躍できます。
スペックは最上位のBBP34とほぼ同じ
さらに注目すべきは、
フラッグシップモデルであるBBP34とほぼ同等のスペック
を備えている点です。具体的には、
- アルダー/メイプル/アルダー3プライのボディ構造
- 45度の角度でネックエンドを固定するマイター・ボルティング
- メイプル&マホガニーで構成される5ピースネック
- 軽量ペグ
- 最上位のピックアップ、YGDカスタムV7
といった点は、最上位のBBP34と同等なのです。
こういったスペック面で全く見劣りしない設計にしてくれている点は、価格以上の満足感を与えてくれること、間違いなしなのです。
インドネシア製で高コスパ
一方、それだけハイスペックな仕様にしていながら、実売価格10万円前後というお手頃感を実現しているのも、BB734Aの大きな魅力。
その低価格を実現させているのが、インドネシア製であるということ。
とはいえ、その品質管理は徹底しており、ヤマハらしい安定感のある作りがしっかりと感じられます。日本製に比べて価格は抑えられているものの、実際に触ってみると仕上げの精度や演奏性に妥協がないことに驚かされます。
この価格帯でここまでの仕様を持つベースは他にあまりなく、「高コスパ」という評価が定着しているのも納得です。



ヤマハのインドネシア工場は、ギターのパシフィカシリーズでも圧倒的なコスパを発揮しているのにゃ!
ヤマハBB734Aのサウンド
さて、スペック面では高コスパであることがわかるBB734Aですが、実際のサウンド面はどうなのでしょうか。
PJピックアップによるサウンドの幅広さ
ヤマハBBシリーズといえば、ピックアップがPJスタイル…すなわち、「フロントにプレシジョンベースタイプ、リアにジャズベースタイプのピックアップ」を搭載する形になっています。
このBB734Aは、両者のピックアップのバランスを、バランサーで取る形にしています。



ちなみに他のパッシブモデルは2ボリュームで調整するのにゃ。
バランサーをすべてフロントに回すと、プレシジョンベースのようなサウンドに、リアに回すと、高域が強調されたサウンドに。そして、センターに置くと、「高域のゴリッとしたサウンドを合わせ持つプレベサウンド」といったような雰囲気になります。
サウンドの好みはいろいろあると思いますが、個人的には両方をミックスしたサウンドこそが、ヤマハBBが一番基本とするサウンドなのかな、という印象です。
パッシブならではの魅力
まず、パッシブ時ですが、このときにはBBシリーズらしいナチュラルなサウンドが活きてきます。
低音はしっかりと支えつつも、全体に落ち着きがあり、バンドアンサンブルで心地よい存在感を発揮します。ジャズやブルースなど、オーガニックな音色が求められる場面では特に力を発揮することでしょう。
アクティブタイプのベースは、たまに「パッシブで使うと物足りない…」ということがありますが、このBB734Aについては、パッシブも積極的に選びたくなるほどの魅力があります。
アクティブ時のパワー
一方、
このベースの「らしさ」が本格的に引き出せるのは、やはりアクティブのとき。
アクティブスイッチをオンにすると、一気に力強くパンチの効いたサウンドに変化します。特に低域〜中域でのパワーの増幅感が著しく、ロックやファンクなどの攻撃的なプレイで真価を発揮します。
BBは全体的に穏やかな音楽ジャンルで活きるイメージが強い印象もありますが、このベースをアクティブにしたときには、むしろハードロックとかメタルなどに積極的に持ち出したくなるような、圧倒的なパワー感を持つのです。



見た目的にも、他のシリーズと違って、どことなくハードロックっぽい雰囲気が漂ってる気がするのにゃ。
他の現行BBシリーズとの比較
さて、BB734Aを語るうえで外せないのが、他の現行BBシリーズとの比較です。
この点、各モデルには明確なポジショニングがあり、プレイヤーの用途に応じた選択が可能になっています。具体的にちょっと見てみましょうか。
BB434との比較
まず、下位モデルのBB434と比べると、アクティブ回路の有無や、ボディ構造、ピックアップ性能といった部分で違いがあります。



BB434のボディは、上位モデルの3ピース構造ではなく、シンプルなアルダーボディなんですね。



とはいえ、最近のこの価格帯だと、ボディ材がバスウッドだったりポプラだったりするから、アルダーなだけでも十分すごいのにゃ!
一方で、価格が4万円程度下がってくるため、初心者の方にはよりオススメなモデルだといえるでしょう。たとえば、軽音楽部に入りたての高校生や大学生などには、まさにピッタリではないでしょうか。


BBP34との比較
また、フラッグシップであるBBP34と比較すると、製造国こそ違うものの、そのスペックはほぼ同等…
いや、むしろ
BB734Aは、アクティブ回路が搭載されている分だけ、単純なスペック面ではBBP34を上回る
という状況にあります。加えて、これら両者には、約10万円という、大きな価格差があります。
なので、「10万円安く、ハイスペックなベースが買える」という点において、BB734Aは圧倒的なコスパを誇っているのです。
ただし、BBP34を見ると、全体的な仕上がりはさすがの国内生産というクオリティ。このあたりは単純なスペックには表れないところですので、ぜひ店頭で見比べていただきたいと思います。
そうそう、BBP34は、ケースもハードケースになります。高級感はありますが、実用面は厳しいものがありますので、この点もギグバッグなBB734Aの強みにはなりますね。
シリーズ全体での立ち位置
これらを整理すると、
- BB434:初心者にオススメの圧倒的高コスパベース
- BB734A:中級者やハードロック派の人にオススメの圧倒的高コスパベース
- BBP34:国内製のハイクオリティBB
といった感じです。
プレイヤーは自分のスキルや予算に応じて無理なく選択でき、自然なステップアップが可能です。このバランスの良さが、現行BBシリーズ全体の大きな魅力といえるでしょう。
まとめ
以上、本日は、ヤマハBB734Aについて、レビューさせていただきました。
このBB734Aは、シリーズ唯一のアクティブ回路を搭載し、上位機種に迫るスペックを持ちながら高コスパを実現した優秀なモデルです。
サウンド面でも柔軟性が高く、ジャンルを問わず活躍できるオールラウンダーといえます。特にこのBB734Aについては、パワフルなアクティブ回路の導入によってハードロックへの適性を高めている点は、注目すべきポイントでしょう。
BBシリーズの伝統を受け継ぎつつ現代的なニーズに対応しており、まさに「ハイスペック・高コスパなBB」と呼ぶにふさわしい一本です。
プロの現場でも通用する実力を持ちながら手の届きやすい価格帯に収まっているため、本格的にベースを続けたい方には非常に魅力的な選択肢となるでしょう。









