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オムニバス・コピー・オリジナル…初心者がバンドを組むなら、どれがいい?

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皆さん、こんにちは!さやか@かんさいバーチャル軽音楽部(@kansai_k_on)です!

本日は、アマチュアバンドを組むときによく議論になる、

  • オムニバスバンド
  • コピーバンド
  • オリジナルバンド

という、3つのバンド形態について、それぞれの特徴を解説するとともに、初心者の方がどのスタイルのバンドを組むのがオススメか、考察してみようと思います。

目次

アマチュアバンドの「3つの形態」

冒頭のリード文にもありましたように、アマチュアのバンドには、おおむね、

  • オムニバスバンド
  • コピーバンド
  • オリジナルバンド

という、3つの形態があります。まず、これらの特徴について、簡単にご紹介していこうと思います。

オムニバスバンド

まず、オムニバスバンドとは何かと言いますと、

特定のアーティストにとらわれることなく、既存のさまざまな楽曲をコピー、カバーするようなバンド

のことです。

たとえば、次のようなセットリストを組むアマチュアバンドが、オムニバスバンド、ということになります。

  • 本能(椎名林檎)
  • C7(Go!Go!7188)
  • マリーゴールド(あいみょん)
  • 散歩道(JUDY AND MARY)
  • PRIDE(今井美樹)
にゃん子

おお、普通に楽しそうなバンドだにゃ。

いずれも女性ボーカルの楽曲ではありますが、ひとつたりとも同じミュージシャンの曲はありません。

このように、特定のアーティスト・ミュージシャンに固執することなく、「やりたい曲を、好きなように選んでやる」のが、オムニバスバンドの特徴です。

オムニバスバンドのメリット

こういった、オムニバスバンドのメリットとして、まず

演奏できる曲の選択肢が非常に広がる

という点が挙げられます。特定のアーティストに固執していないので、誰かが好きな曲があって、それを「やりたい!」となったときに、それを妨げるものは全く何もないのです。

そのため、メンバー全員の音楽性がある程度バラバラでも、バンドを成立させやすいという点は大きな魅力です。

オムニバスバンドのデメリット

一方で、オムニバスバンドには、いくつかのデメリットがあります。まず一番大きいのが

何でもできるがゆえに、バンドの個性が出せない

という点。先ほど、メリットのところで「やりたい曲を好きなように選べる」という点を挙げましたが、実はこれが仇となって、「何をやりたいバンドなのかが見えない」という、バンドの存在意義にかかわる問題点が発生してしまうのです。

また、「やりたい曲を好きなように選べる」というのも一見良さそうに見えるのですが、

選曲のときに自分の意向が反映されないバンドが強い不満を持つ

ということも、よく起こる事象です。

たとえば、自分がやりたい曲があったとしても、他のメンバーが知らなくて出来なかったり、あるいはバンドの中で発言権の弱いメンバーの意向は全然反映されなくて、活動の中で不満を持ったり…といったことが、オムニバスバンドだと、非常によく起こりがちです。

さやか

後述する「コピーバンド」の場合は、特定のアーティストをテーマに結束しているので、こういう問題は起こりにくいんですけどね。

コピーバンド

続いて、コピーバンドについてご説明します。こちらは、

特定のアーティストに特化して、楽曲はもちろん、時には衣装やステージング等までコピーするバンド

のこと。たとえばBOOWYのコピーバンドやLUNA SEAのコピーバンド、JUDY AND MARYのコピーバンドなど、さまざまな著名バンドのコピーバンドが、世の中には存在しています。

タマ

たとえば、これはLUNA SEAのコピーバンドだにゃ。

コピーバンドのメリット

さて、このようなコピーバンドですが、メリットとして、

「本家」の人気が高いと、来場者受けが良く、非常に大きく盛り上がれる

ということ。

一般的に、コピーバンドの「コピー元」となるバンドというのは、大変な大人気バンドであることがほとんどで、それゆえにライブで生演奏を聴く機会というのは非常に限られるわけですが、コピーバンドであれば気軽にそのバンドの演奏を楽しむことができます。

そのため、特にフリーライブなどでは、圧倒的な人気を誇りますし、会場に大きな一体感が生まれたりもします。

特に人気が高いのが、「解散してしまったバンド」や「メンバーが亡くなってしまったバンド」。こういったバンドのライブは、基本的にはもう二度と見られないのですが、コピーバンドであればそのライブの雰囲気をいつでも再現できるというのは、とても大きな魅力です。

さやか

BOOWY、ジュディマリ、X JAPAN、BUCK-TICKあたりはコピーバンドのニーズが特に高いようですね。

コピーバンドのデメリット

一方、そんなコピーバンドですが、

「どこまで行っても、所詮はコピー」と言われる

という話から逃げられないのが、最大のデメリットというか、弱点だったりします。

どんなに客席を盛り上げても、どんなに上手な演奏をしても、それは所詮「コピー」であり、絶対に本家を上回ることはできません。

もちろん、コピーバンドは多くの場合、趣味のひとつとして取り組まれるものですから、割り切って楽しめていれば問題はないのでしょうが、本気で音楽活動をしている人にとっては、どこかで「行き詰まり」を感じてしまうのも事実です。

ただし一方で、コピーバンドには「いかに本家に近づけるか」「いかに本家への愛を表現するか」といった切り口での熱量もあって、ここを頑張ると、コピーバンドならではの「強み」を引き出すことができるようになります。

これは、漫然と楽曲を選んでいるオムニバスバンドでは、決して出来ないことだったりするんですよね。

さやか

詳細は、のちほど改めて書きます。

オリジナルバンド

最後に、オリジナルバンドですが、これは読んで字の如く、

メンバーでオリジナルの楽曲を作詞・作曲・アレンジし、それを演奏するバンド

のことです。言うまでもありませんが、世の中の商業ベースで成立しているバンドのほぼすべてが、この「オリジナルバンド」にあたります。

オリジナルバンドのメリット

このオリジナルバンドのメリットは、なんといっても

コピーやカバーでは絶対に出来ない、強い自己表現ができる

ということ。基本的にバンドというのは、音楽を通じて自己表現を行う、一種の芸術ということになりますので、そういう視点に立つと、自分だけのオリジナル曲を作って、それを表現するということが、もっとも重要なことだったりします。

特に、最終目標を「プロ」に置いている人にとっては、この「オリジナルバンド」以外の選択肢はないと言って良いでしょう。

オリジナルバンドのデメリット

一方、そんなオリジナルバンドのデメリットとして挙げられるのが、

楽曲の知名度が低いがゆえに、ファンがつくまでに時間がかかる

ということ。

オムニバスバンドやコピーバンドと異なり、オリジナルバンドが演奏する曲は、他の誰もが知っている曲ではありません。

ですので、お客さんの立場に立ってみると、

あれ、この曲、知らないな…

となって、なかなかバンドに興味を持ってもらいにくいのが現実です。

ですので、オリジナルバンドは、活動初期フェーズにおいて、集客や会場での盛り上がりで大きく苦戦するのが一般的です。

特に苦戦するのが、地域のイベントや音楽祭といったフリーライブのたぐい。ここでは、特定のバンドの強いお客さんだけでなく、「なんとなく音楽を聴きに来た」というようなお客さんも非常に多いのですが、そういった客層に対して知名度の低いオリジナルバンドが訴求するのは至難の業です。

こういったイベントにおいて、オムニバスバンドやコピーバンドが盛り上がっている様子を見ると、オリジナルバンドとしては

バンドVo.

ちっ、俺たちはオリジナル曲で頑張ってるのに、あいつらは他人のふんどしで盛り上げやがって…

と、ひがみにも似たモヤモヤを感じてしまうのも、また事実。

にゃん子

でも、長い目で見たら、一番魅力的なバンドは、間違いなくオリジナルバンドなので、そういうシーンにめげず、頑張ってほしいのにゃ!

初心者が組むべきバンドは…?

このように、バンドの形態を3つ、ご紹介いたしましたが、初心者が組むバンドは、どれが良いのでしょうか。

初心者はまずオムニバス・コピーから

思うに、

たとえオリジナルバンドを志向する場合であっても、初心者の方は、まずは「オムニバスバンド」「コピーバンド」のいずれかからチャレンジするのがオススメ

です。

オリジナルバンドを組むためには、作詞・作曲のスキルもさることながら、その前にバンドマンとしての経験値を高めていくことが非常に重要です。

そして、その経験値を高める上で、いきなりオリジナルバンドでやろうとしても、オリジナルバンドのデメリットである初期フェーズの苦労を乗り越えられないことから、あまり良い手法ではないのです。

それよりも、知っている楽曲を演奏できるオムニバスやコピーの方が、やっていて単純に楽しいですし、お客さんの盛り上がりも大きいことから、まずはそちらから取り組み、その中でバンドマンとしての経験値を高めていく方が、遠回りなようで、かえって近道なのです。

オムニバスやコピーに安穏としない!

ただし、オムニバスやコピーバンドは普通に楽しいので、この楽しさに安穏として、なかなかステップアップできない人も多いです。

さやか

特にオムニバスバンドで、観客の盛り上がりにうぬぼれて、「他人の曲でやっている」ということを忘れている人がたまにいるんですよね…。

バンド活動をより面白いものにしていこうと思ったら、いつまでもオムニバスやコピーだけでやっているのは、もったいないもの。

オリジナル曲を少しずつ混ぜて、バンドとして音楽的に自立できるような工夫をやってみるのも良いでしょう。

「コピーバンドを極める」という選択肢

一方で、ちょっと違った視点で見ることが出来るのが、コピーバンド。

コピーバンドは、オムニバスバンドと違い、「本家へのリスペクト」という概念が存在します。そのため、この

「本家へのリスペクト」をどれくらい表現するか

という、オムニバスやオリジナルバンドにはない、独特の、そして特有の世界観があるのです。

本家の演奏にどれだけ近づけるか。

本家の衣装やステージングにどこまで近づけるか。

本家の「いつのライブ」を再現するか…。

コピーバンドは、オリジナルバンドとはまた違うストイックさで、ライブに向き合っています。そういったコピーバンドでの高みを目指していくことは、それはそれで一つの「バンドのあり方」だと言えるでしょう。

まとめ

以上、本日はアマチュアバンドについて、大きく3つの類型に整理した上で、それぞれのメリット・デメリットを考察するとともに、初心者が組むならどれが良いか、考察してみました。

バンドには「オムニバスバンド」「コピーバンド」「オリジナルバンド」の大きく3つの類型があり、それぞれにメリット・デメリットが存在します。

やってて楽しいし、盛り上げやすいけど、どこかで行き詰まるオムニバスバンド。

どこまでいっても本家は超えられないけど、「本家へのリスペクト」を表現できるコピーバンド。

究極の自己表現を実現できるけど、楽曲の知名度の低さで苦労するオリジナルバンド。

音楽は、プロにならない限り、どこまでいっても「趣味」になりますので、本人が最終的に楽しくやれればそれで良いのですが、せっかくやるのなら、漫然と活動するのではなく「何がやりたいのか」「何を目指したいのか」をしっかり決めた上で、バンドを組んでみると良さそうですね。

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