
皆さん、こんにちは!さやか@かんさいバーチャル軽音楽部(@kansai_k_on)です!
本日は、フェンダーのラインナップ、Made in Japan Heritageシリーズから、60年代プレシジョンベースをモチーフにした「Made in Japan Heritage 60s Precision Bass」について、レビューしてみようと思います!
Made in Japan Heritageシリーズとは
まず最初に、そもそも「Made in Japan Heritageシリーズ」について、少し解説しますね。
フェンダーのMade in Japan Heritageシリーズは、フェンダーの70年を超える歴史を丁寧に反映した、日本製のヴィンテージ再現モデルです。
日本製フェンダーの最上位モデル的な位置づけで2020年に登場して以来、ストラトキャスター、テレキャスター、ジャズマスター、プレシジョンベース、ジャズベースといった11モデル、計15製品を揃えており、クラシックなデザインとサウンドを現代に蘇らせています。
このシリーズの開発には、Fender Custom Shopの元マスタービルダー、マーク・ケンドリック氏が監修として携わっています。USAのヴィンテージ楽器の設計データを基に、1950年代、60年代、70年代のボディやネックの形状を忠実に再現。ピックアップはヴィンテージらしい温かみのあるトーンを追求し、マグネットやコイルの仕様まで丁寧に調整されています。ハンドワイヤリングによる仕上げも、音の深みをしっかり引き出してくれます。
外観にもこだわりが詰まっていて、ラッカー塗装によるヴィンテージらしい風合いが特徴です。指板ラジアス、ヴィンテージスタイルのフレット、ヘッドストックのロゴに至るまで、当時のディテールを再現。日本の職人技が光る丁寧な作りで、見た目の美しさだけでなく、弾き心地の良さも実現しています。
にゃん子日本製ではあるものの、そのことで徹底したこだわりが実現した面もあるのにゃ。
ヴィンテージの雰囲気を楽しみながら、現代のステージやスタジオでもしっかり活躍できる実用性が魅力…それが、フェンダーのMade in Japan Heritageシリーズなんです。
Made in Japan Heritage 60s Precision Bassのスペック
では、このMade in Japan Heritage 60s Precision Bassについて、スペックを見ていきましょう。
- ボディ:アルダー
- ネック:メイプル
- 指板:ローズウッド
- 塗装:ラッカー
- ピックアップ:Premium Vintage-Style 60s Single-Coil P Bass®
- 価格:定価220,000円(2025年5月時点)
このスペック、かなり本格的に60年代のプレシジョンベースを正確に再現しようとしていることが伺えます。



廉価版的なモデルだと、ボディがバスウッドだったり、指板がパーフェローだったりするからにゃ…。
特筆すべきは、日本製のこの価格帯において、ラッカー塗装が採用されていること。ラッカー塗装特有のボディ鳴りは、まさにヴィンテージのそれで、ルックスの風合いも相まって、まさに「特別なベース」を持っている感覚を味わわせてくれます。
そのラッカー塗装の影響が大きいのか、やはり全体的に高級感が漂っている印象は、間違いなくあります。



少なくとも、USA製のAmerican PerformerやAmerican Professionalシリーズよりは、見た感じは格上に見えますね。
また、ピックアップは、このHeritageシリーズのために特別に用意されたという、「Premium Vintage-Style 60s Single-Coil P Bass®」を採用しています。
Made in Japan Heritage 60s Precision Bassのサウンド
そして、このフェンダー・Made in Japan Heritage 60s Precision Bassのサウンドなのですが、一言で言うと、
ヴィンテージ系プレベのお手本のような音
が鳴ります。素朴で、いなたくて、でもロックサウンドにも合いそうなパワフルさがあって…そんな、分かりやすい「プレベらしさ」を、見た目だけでなく、サウンドでもしっかりと表現してくれます。
個人的には、このプレベに合うのは、やっぱり指弾きで、ヴィンテージらしさを活かすようなサウンド、弾き方をするのが良いかなあ…と思いますが、一方ではロックでゴリゴリと使うことの出来るようなパワフルさもあるあたり、とても魅力的です。
あえて弱点を挙げるとすれば…日本製ピックアップの影響なのか、やはりどこかに「日本製フェンダー(旧フェンダージャパン)」特有のサウンドのクセが残っているように感じます。
とはいえ、このクセはライブなどのような環境に持ち込むと全く感じませんし、ピックアップを換えることでかなり軽減されたりもするので、あまり気にしなくても良いように思います。
まとめ
以上、本日は、フェンダーのプレベにおける日本製最上位モデルといっていい、Made in Japan Heritage 60s Precision Bassについて、ご紹介させていただきました。
Made in Japan Heritageシリーズの目指す「本格的なヴィンテージを、日本製で」というコンセプトに沿って制作されたこのプレベ、価格が約20万円ということで日本製にしてはやや高く感じられますが、そのスペック、サウンドともに、価格に見合ったものになっていると断言して良いでしょう。
特にラッカー塗装はサウンド、ルックスともに好影響を与えていて、所有するだけで満足度が高くなる一本です。
昨今、円安の影響でUSA製フェンダーの楽器が買いにくくなっている中、この価格帯であれば、ギリギリ買えるかな…というところに収まった、このMade in Japan Heritage 60s Precision Bass。
プレベ愛好家の方はもちろん、そうでない方にも、ぜひ弾いてほしい、そんなベースです。



Heritageシリーズでは、60年代ジャズベースのレビューもあります。こちらもぜひ、ご覧ください!









